【宮古島・全日本トライアスロン取材班】24日に開かれる宮古島トライアスロン大会には、過酷なレースに挑む選手だけでなく、東日本大震災の被災者を励まそうと動きだした島の人々がいる。「居ても立ってもいられなくてね」。同市上野で土産品店を営む比屋根安春さん(40)は、大会実行委員会と「ワイドー(頑張ろう)東北」などと記されたリストバンドの作成を手掛けた一人だ。選手を支える「島の応援団」は、復興への願いを小さな輪に込めた。
約1カ月前に企画が持ち上がり、大会に間に合わせるために徹夜を重ね、500個を作成した。仕事や付き合いの合間に、眠い目をこすりながら作業したという。深夜に目覚めた娘の舞さん(15)=宮古実業高1年=は、連日遅くまでパソコンの前に座る父親の姿を覚えていた。
「どうぞー」。22日、舞さんは会場でリストバンドの売り場に立った。販売を手伝うために学校が終わるとすぐに会場へ駆け付けた。震災後、「自分に何ができるか」を自問自答したという舞さん。父の思いに共鳴した今、精いっぱいの活動だ。「お父さんはいつも誰かのために働く人。たくましいよ」
販売するリストバンドは一つ300円。赤や緑など10色で、それぞれ応援のメッセージが記されている。中には避難所に持ち帰りみんなに配るという選手や、沿道の応援団で「おそろい」にとまとめ買いをする島の人の姿もあったという。
23日、色とりどりのリストバンドを身に付ける人も続々と増えてきた。号砲を前に、比屋根さんは「物づくりを通して被災者のためになれば。みんな志は一緒だ」と北の地へ思いをはせる。(守内梓)--- REad More
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